絹本著色弘法大師行状図絵及び縁起(感応寺)

更新日:2023年01月11日

ページID: 16026
絹本著色弘法大師行状絵図及び縁起
情報
名称 絹本著色弘法大師行状図絵及び縁起
読み けんぽんちゃくしょくこうぼうだいしぎょうじょうずえおよびえんぎ
所有者等 感応寺
指定区分
種別 絵画
年代 江戸時代
指定年月日 昭和62年12月28日
所在地 小柿
地区 高平
数量 8幅

 

真言宗開祖空海上人の一生を描いた行状図絵8幅と、この絵伝を完成させるまでのいきさつを述べた本1冊とが指定されている。

「行状鏡」は文政4年(1821)院主と惣代らが発願し、村内はもとより近郊から大坂までも浄財を推進してまわり、同7年絵伝完成、翌年この行状曼荼羅図絵の法要を行ない内外に披露したことを述べている。

図絵8幅共保存状態よく、彩色顔料は200年近くを経てきたものとは思えない程鮮やかに残っており、微に入り細にわたるこうした連続肉筆細密画仕上げの軸物は少ない。

江戸時代後期の村人たちによる大師信仰を知る上でも貴重な資料である。