絹本著色釈迦十六善神像(青原寺)

更新日:2023年01月11日

ページID: 16023
絹本著色釈迦十六善神像
情報
名称 絹本著色釈迦十六善神像
読み けんぽんちゃくしょくしゃかじゅうろくぜんじんぞう
所有者等 青原寺
指定区分
種別 絵画
年代 室町時代
指定年月日 昭和62年12月28日
所在地 大原
地区 三輪
数量 1幅

 

大般若経を護持する十六の善神と中央上段に釈迦三尊を配したこの構図が一般的である。

十六善神は古来インドの神であったが、釈迦の説法を聞いて仏法に帰依し、以来大般若経を信奉する人たちを護るようになったといわれる。武器を持ち甲胄で身を固め、憤怒の形相で三尊を囲んでいるのはこの理由による。

貴志の慶安寺蔵のものよりはやや時代は新しいが、それと同じように中国の宋・元の画風の影響が濃くみられる仏画である。

なお、青原寺には文永7年(1270)の裏書ある大般若経600巻(市指定)を蔵している。