石造五輪塔(波豆川)

更新日:2023年01月04日

ページID: 15542
石造五輪塔
情報
名称 石造五輪塔
読み せきぞうごりんとう
所有者等 波豆川
指定区分
種別 建造物
年代 室町時代
指定年月日 平成元年3月22日
所在地 波豆川
地区 高平
数量 1基

 

反花付きの二重基壇上に立っている。波豆産の石英粗面岩製の完形品である。銘文・種字などは刻まれていないが、川下の波豆地区(宝塚市)八幡神社横にある康永2年(1343)銘の五輪塔と酷似しており、同じ頃のものと推定される。

基礎と塔身はやや低く基壇上にどっしりと構えた状態になっている。笠部、請花・宝珠部もまた同様で、ヨコの長さに比べて高さは低いつくりである。

この五輪塔は殿様墓と呼ばれる場所に立っていて、これが由来についてはむかしの物語として伝えられているが、その歴史的事実は明らかでない。