石造五輪塔(蓮花寺)
名称 | 石造五輪塔 |
読み | せきぞうごりんとう |
所有者等 | 蓮花寺 |
指定区分 | 市 |
種別 | 建造物 |
年代 | 室町時代 |
指定年月日 | 平成元年3月22日 |
所在地 | 下槻瀬 |
地区 | 高平 |
数量 | 1基 |
この塔の横にある板碑と同様、もとは境内にあったものをこの場所へ移しかえたものである。
三田市内の古い石造品のほとんどはここ高平地区の谷筋に集中している。近接する西谷地区(宝塚市)にはここ以上に分布する。その理由として考えられることは、西谷地区の波豆に中世の石切場があって、優秀な石工たちの手で加工搬出されたためであろう。この五輪塔も波豆石造品の1つである。
波豆川の殿様墓にある同種の塔と比べると、スマートな感じを受ける。タテ・ヨコの長さの差がこのようなみかたをさせるのであろう。
銘文・種子はないが、室町時代後半の作品と思われる。
更新日:2023年01月04日