乙原 天満神社本殿
名称 | 乙原 天満神社本殿 |
読み | おちばら てんまんじんじゃほんでん |
所有者等 | 天満神社 |
指定区分 | 市 |
種別 | 建造物 |
年代 | 江戸時代 |
指定年月日 | 昭和60年5月1日 |
所在地 | 乙原 |
地区 | 小野 |
数量 | 1棟 |
隣接地の小野天満神社(県指定)と同様小ぶりの一間社流造である。
身舎正面は板腰格子戸4枚、上部に欄間を入れ、三方廻り縁の奥は脇障子止まりで組高欄をめぐらせる。向拝木階の宝珠柱は擬宝珠づくりであるのに下方は禅宗様の逆蓮柱となっているのが珍しい。
側面妻飾は二重虹梁、大瓶束中備は蟇股となっており播州日原大工流派の技法とみることができる。
向拝は身舎丸柱から海老虹梁で唐戸面どりの方形柱へとつないでいる。正面の頭貫木鼻は象形で、柱内側にさし肘木を出して受けとめ、中央に向かって唐草文と離れとぶ若葉文を大きく彫っている。なお、社号額は京都宝鏡寺の門跡尼が書かれたもので、額裏にその由緒を墨書している。
更新日:2023年01月04日