木造持国天立像・多聞天立像(護国院)

更新日:2023年02月10日

ページID: 15221
木造持国天立像・多聞天立像
情報
名称 木造持国天立像・多聞天立像
読み もくぞうじこくてんりつぞう・たもんてんりつぞう
所有者等 護国院
指定区分
種別 彫刻
年代 平安時代
指定年月日 大正11年4月13日
所在地 下相野
地区
数量 1躰

 

持国天像は左腰をひねり、左手は金剛杵を持ちあげ、右手は腰にあて忿怒の形相で岩上に立っている。光背は輪宝光、頭上は宝冠でいずれも後補のものである。

多聞天像も同じように腰をひねり、左手は宝冠をかかげ、右手は戟鉾を握り持って腰にあて、足下の天邪鬼を踏まえ立っている。

彫法では多聞天のほうがよく、彫り深くて胸部甲冑装、腹部獅嚙、足部の裳、両腕の鰭袖や手甲などにその差がみられる。

もとは宝住山善寿寺にあったもので、四天王の二躯が欠けたものなのか明らかでない。

廃寺になってからここへ安置したと伝える。