木造持国天立像・多聞天立像(護国院)
名称 | 木造持国天立像・多聞天立像 |
読み | もくぞうじこくてんりつぞう・たもんてんりつぞう |
所有者等 | 護国院 |
指定区分 | 国 |
種別 | 彫刻 |
年代 | 平安時代 |
指定年月日 | 大正11年4月13日 |
所在地 | 下相野 |
地区 | 藍 |
数量 | 1躰 |
持国天像は左腰をひねり、左手は金剛杵を持ちあげ、右手は腰にあて忿怒の形相で岩上に立っている。光背は輪宝光、頭上は宝冠でいずれも後補のものである。
多聞天像も同じように腰をひねり、左手は宝冠をかかげ、右手は戟鉾を握り持って腰にあて、足下の天邪鬼を踏まえ立っている。
彫法では多聞天のほうがよく、彫り深くて胸部甲冑装、腹部獅嚙、足部の裳、両腕の鰭袖や手甲などにその差がみられる。
もとは宝住山善寿寺にあったもので、四天王の二躯が欠けたものなのか明らかでない。
廃寺になってからここへ安置したと伝える。
更新日:2023年02月10日