絹本著色釈迦十六善神像(聖徳寺)

更新日:2023年02月10日

ページID: 15206
絹本著色釈迦十六善神像
情報
名称 絹本著色釈迦十六善神像
読み けんぽんちゃくしゃかじゅうろくぜんじんぞう
所有者等 聖徳寺
指定区分
種別 絵画
年代 平安時代
指定年月日 平成元年6月12日
所在地 小野
地区 小野
数量 1幅

 

画面上の中央に釈迦如来、その左右に脇侍菩薩、天部そして十六善神像を描いているが、この画像の中に玄奘三蔵と深沙大将はいない。

全体にその画風は宋風とみられ、平安期絵画の特色も古い時期に属する制作であろう。

現況は画面の顔料の剥落、絹の折損等傷みがはげしい。

表装裏面に2つの墨書があり、それによれば明和8年(1711)に猪名川町柏原の真言宗西光寺表具修理が行われたということと、もう一つは天保12年(1841)大阪の播磨屋忠兵衛が家内安全のため太山寺什物として施入、小野村庄屋福西用右衛門が発起人となって浄財金百疋を集め、村内の安全祈禱を行ったとある。

なお、太山寺は旧小野村の寺であったが廃寺となって今はない。