薬師堂 二尊種子板碑
名称 | 薬師堂 二尊種子板碑 |
読み | やくしどう にそんしゅじいたひ |
所有者等 | 上槻瀬薬師堂 |
指定区分 | 県 |
種別 | 考古 |
年代 | 室町時代 |
指定年月日 | 昭和61年3月25日 |
所在地 | 上槻瀬 |
地区 | 高平 |
数量 | 1基 |
石英粗面岩の自然石で、頂部を山形にけずりとらず水平になっている板碑である。大日如来と不空成就の二仏の種子をタテに配し、その下へ三行割にした銘文を刻んでいる。種子の彫り方は薬研彫で深く、優秀な石工の作を思わせる。
三行の銘文は千部経を読誦した僧たちが勤行の終わったことを記念して造立したことと、その時は暦応三年(1340)の八月時正中、つまり彼岸の中日であることを示している。特に異色的なことは蓮花寺板碑と同様僧籍にある人たちによって造立されているということである。
更新日:2023年02月10日