蓮花寺 弥陀三尊種子板碑

更新日:2023年02月10日

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蓮花寺 弥陀三尊種子板碑
情報
名称 蓮花寺 弥陀三尊種子板碑
読み れんげじ みださんぞんしゅじいたひ
所有者等 蓮花寺
指定区分
種別 考古
年代 鎌倉時代
指定年月日 昭和61年3月25日
所在地 下槻瀬
地区 高平
数量 1基

 

木器の興福寺にある板碑と同じ彌陀三尊種子を刻んだ板碑である。これもまたこの地方に多く使われている石英粗面岩製である。

主尊種子阿彌陀如来を大きく彫り、その下左右へ脇侍観音、勢至両菩薩種子を配し、下半部は銘文一行の石碑である。彫りは全体にやや浅く、形状は自然石利用なのでタテ・ヨコ線ともにすっきりしっていないが、頂部三角は手を加えたもののようである。

この板碑造立者は「聖衆」である。造塔供養こそ仏の教えにかなうものと、遊行している立場の「ひじり」たちが、率先して秋彼岸の日に立てた珍しい石造物である。