木造狛犬(小柿天満神社)
名称 | 木造狛犬 |
読み | もくぞうこまいぬ |
所有者等 | 小柿天満神社 |
指定区分 | 県 |
種別 | 彫刻 |
年代 | 室町時代 |
指定年月日 | 平成元年3月31日 |
所在地 | 小柿 |
地区 | 高平 |
数量 | 1対 |
カヤの木の一木造り、尾部は1対とも欠損しているが、同じ谷間にある酒井地区の高売布神社狛犬(国重文)とよく似た作風である。
胸張り厚く、前肢を直下に伸ばしたたくましい姿態である。前後肢の間隔は少なく、これもまた高売布神社のものと似かよっているので、小柿の狛犬はそれをもとに制作されたものかも知れない。
阿形足裏に「願主重長、康応己巳元年(1389)」墨書銘をかろうじて読みとることができる。高売布神社の狛犬は永仁5年(1297)制作であるから約90年後のものである。この墨書の左右に墨の痕跡があるが判読できない。
更新日:2023年02月10日