木造狛犬(小柿天満神社)

更新日:2023年02月10日

ページID: 15482
木造狛犬
情報
名称 木造狛犬
読み もくぞうこまいぬ
所有者等 小柿天満神社
指定区分
種別 彫刻
年代 室町時代
指定年月日 平成元年3月31日
所在地 小柿
地区 高平
数量 1対

 

カヤの木の一木造り、尾部は1対とも欠損しているが、同じ谷間にある酒井地区の高売布神社狛犬(国重文)とよく似た作風である。

胸張り厚く、前肢を直下に伸ばしたたくましい姿態である。前後肢の間隔は少なく、これもまた高売布神社のものと似かよっているので、小柿の狛犬はそれをもとに制作されたものかも知れない。

阿形足裏に「願主重長、康応己巳元年(1389)」墨書銘をかろうじて読みとることができる。高売布神社の狛犬は永仁5年(1297)制作であるから約90年後のものである。この墨書の左右に墨の痕跡があるが判読できない。