薬師如来坐像(常福寺)
名称 | 薬師如来坐像 |
読み | やくしにょらいざぞう |
所有者等 | 常福寺 |
指定区分 | 県 |
種別 | 彫刻 |
年代 | 鎌倉時代 |
指定年月日 | 昭和45年3月30日 |
所在地 | 上深田 |
地区 | 三田 |
数量 | 1躯 |
螺髪は群青、衣類は朱漆、身部は漆箔と色彩豊かである。白毫・薬壺は欠落し、右手施無畏の二指も欠損している。光背は舟型二重円光、黒漆の上の金箔がよく残っている。蓮華台の蓮弁は厚手で、上敷茄子も厚みがあり高くつくられている。
像の胎内に墨書がある。「薬師如来御しうり、元□貳年十二月十七日、大仏師小の法けう、すゝめしひしりハやくよけの上野ノ高田尼殿、とさのほんけうの御房□□□」「南無阿弥陀仏」を上段に六行、その下へ「ちゝハゝノタメ、一切衆生ノタメ、こしょうをたすけさせ給へ、金心寺とのへ。」修理の年号を元徳2年(1330)と紹介されているが、元和2年(1616)の説もある。
更新日:2023年02月10日