小野天満神社本殿
名称 | 小野天満神社本殿 |
読み | おのてんまんじんじゃほんでん |
所有者等 | 天満神社(小野) |
指定区分 | 県 |
種別 | 建造物 |
年代 | 室町時代 |
指定年月日 | 昭和58年3月29日 |
所在地 | 小野 |
地区 | 小野 |
数量 | 1棟 |
社殿総囲建物の中に2社あるうちの向かって左側である。桁行は約1.6メートルの小さな本殿である。
身舎は内外陣に区切られ、内陣板扉に彩色画がある。外陣正面は引違い格子戸4枚、上部に透彫欄間を入れる。丸柱組物は和様、軒下は二重繁垂木、三方は組高欄脇障子止まりの縁である。
特に目立つのは妻組の二重虹梁大瓶束組の中で使われている雲形肘木で、この組枝法は少ない。また、左右虹梁上の蟇股中左側の「木の葉に毛筆」を添えた彫刻模様も珍しい。建立の時期を知る資料となる棟札や古記録は失われてないが、室町末の建築様式を残し、当時の特色を知る上で貴重な建物である。
更新日:2023年02月10日