住吉神社舞殿

更新日:2023年02月10日

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住吉神社舞殿
情報
名称 住吉神社舞殿
読み すみよしじんじゃまいどの
所有者等 住吉神社
指定区分
種別 建造物
年代 江戸時代
指定年月日 昭和48年3月9日
所在地 大川瀬
地区
数量 1棟

 

本来は桁行1間梁間2間の舞殿として建てられたものを、隣接する長床を廊下で結んで橋掛りとし、能舞台として使っているものである。

舞台床はむくりをつけて中央をやや高く盛りあげ、床下には大甕を埋めて音響効果が出るよう、そして背面を板張りにして鏡板にしている。向かって左の中柱を橋掛りの仕手柱にするため少し後にさげ、向かいの笛柱は舞殿当初の梁間2間柱のままである。

能舞台仕様であれば、向かって右側は地謡座が張り出しているのに、これには設けていない。

創設年代は不明、社記に「享保11年(1726)舞堂修繕」とあり、柱が大面取り(1:10)である点から江戸時代初期であろう。能楽奉納のはじまりは寛文(1661~)年間からであると伝える。