大原大歳神社本殿
名称 | 大原大歳神社本殿 |
読み | おおはらおおとしじんじゃほんでん |
所有者等 | 大歳神社(大原) |
指定区分 | 県 |
種別 | 建造物 |
年代 | 室町時代 |
指定年月日 | 昭和48年3月9日 |
所在地 | 大原 |
地区 | 三輪 |
数量 | 1棟 |
大原地区は平安・鎌倉・室町時代を通じて摂関家領で、終末領主は近衛家であった。この社殿は派遣された荘官が領内鎮守のために建立したものを、永禄3年(1560)再建したと伝える。
前面も側面も一間社づくりで妻入に庇屋根を伸ばして向拝としている。風雨の直接あたる軒・縁まわりなどは後補されているが、組物、虹梁、頭貫や彫物文様などは再建時の古様をよく残している。特に木鼻の獏鼻や虹梁鼻の若葉文などは西隣り東條町若宮八幡宮(永禄8年、国指定)の手法によく似ているところから同一人か同派の職人の手によってつくられたものではないかといわれる。
なお、昭和62年2月屋根葺替時に発見された棟札には「貞享四年(1687)十二月奉棟上造営殿、大原村中建立也」と書かれていて、時の棟梁は大阪天王寺の住人鳥居仁兵衛であった。
更新日:2023年02月10日