石造鳥居(酒滴神社)
名称 | 石造鳥居 |
読み | せきぞうとりい |
所有者等 | 酒滴神社 |
指定区分 | 県 |
種別 | 建造物 |
年代 | 室町時代 |
指定年月日 | 昭和36年8月23日 |
所在地 | 藍本 |
地区 | 藍 |
数量 | 1基 |
明神鳥居形で両柱の形は八字転びとなっている。向かって右柱は中程で継ぐ。脚に基礎盤の亀腹、円柱上部は貫・島木・そり増をみせる笠木がのる。貫の下面に「元禄二歳(1689)己巳三月上旬、貫中興」の陰刻があるところから、折損したものを今のものととりかえたことがわかった。また島木にも「応永二歳(1395)乙亥三月、願主丸部貞国」との銘文があり、造立の時期および寄進者がわかる。
全体を見ると、柱間の割合にくらべて高さが低く、八字形と相まってどっしりと落ち着いた感じである。これより30年後の応永32年に立てられた石鳥居が波豆八幡神社(宝塚市波豆)にあって、石材同質、構えや手法も似ているところから波豆の石工によって制作されたものと思われる。
県下で最も古い在銘石造鳥居である。
更新日:2023年02月10日