子どものオンラインゲーム課金トラブルにご注意!(令和5年7月号広報さんだ掲載)
「広報さんだ」やラジオ放送などでもお知らせしています「よくある消費者トラブル」について、Q&A形式、相談と回答の形式でご紹介します。
Question
相談内容
未就学の子どもがオンラインゲームで有料アイテムを購入していたことが分かった。ゲーム会社に未成年者取り消しを求めたが、親のタブレットを使っており、親がやったのか子どもがやったのか分からないという理由で対象外と言われた。
Answer
回答
未成年者が保護者の承諾なく契約を結んだ場合、原則として、民法で定められた未成年者取消権によってその契約を取り消すことができますが、オンラインゲームの場合、子どもが課金したと証明することは難しく、取消しが認められず返金されないケースがあります。課金に至った詳しい経緯と再発防止をまとめて、再度プラットフォーマー運営事業者、オンラインゲームの事業団体に未成年者取り消しの交渉をしましょう。
アドバイス・解説
相談事例のような場合に気をつけたいこと
- オンラインゲームで課金する場合のルールを家族で話し合いましょう。
普段から、家族でコミュニケーションを取るようにし、インターネットの使い方についてルールを決めておきましょう。オンラインゲームの中には、アイテム等を手に入れるために課金が必要なゲームがあり、課金する際のルールについて、家族でよく話し合いましょう。 - 保護者のアカウントで子どもに利用させず、保護者のアカウントで子どものアカウントを管理、保護できるように「ペアレンタルコントロール」を利用しましょう。
オンラインゲームで課金するためには、プラットフォームのアカウントや、各種の決済手段の利用が不可欠です。子どもが保護者の許可なく課金してしまうことがないように、保護者のアカウントで子どもに利用させることは避けましょう。また、子どものゲーム利用を管理、保護するための仕組みとして、プラットフォームごとに「ペアレンタルコントロール」という機能が備わっています。「ペアレンタルコントロール」を利用することで、子どものアカウントでの課金を制限することができます。 - スマートフォン端末では、保護者のアカウントで子どもに利用させる場合、保護者が子どもの「課金を防ぐ」「課金に気づく」ために、事前に保護者のアカウントの設定を確認しましょう。
保護者のアカウントで子どもに利用させる場合には、予期しない子どもの課金を防ぐために、プラットフォームとキャリア決済のアカウントを確認し、決済時にパスワードが必要になっているか確認しましょう。また、万が一、子どもが誤って課金してしまっても、保護者がすぐに気づくことができれば、高額な被害を防ぐことができます。課金時に決済完了メールが届くように設定し、登録されているメールアドレスが、普段使用しているアドレスになっているか確認しましょう。キャリア決済の場合は、高額な請求にならないように、上限額を設定することも一法です。 - 未成年者が保護者の承諾なくオンラインゲームの課金をしてしまった場合は未成年者契約の取消しが可能な場合があります。
未成年者が保護者の承諾なく契約を結んだ場合、原則として、民法で定められた未成年者取消権によってその契約を取り消すことができます。しかし、オンラインゲームでは、保護者のアカウントで子どもが課金している場合や、ゲーム内で年齢確認画面があるにもかかわらず成人であると偽って課金している場合には、プラットフォームやゲームの提供会社が子どもによる課金と判断できないため、取消しや返金が認められないケースがあります。 - 不安に思った場合や、トラブルが生じた場合は、すぐに消費生活センターへ相談しましょう。
不安に思った場合や、トラブルが生じた場合は、三田市消費生活センターへ相談してください。
関連リンク
消費者庁、国民生活センターなどでも注意喚起しています。
「スマホを渡しただけなのに」「家庭用ゲーム機でいつの間に」子どものオンラインゲーム課金のトラブルを防ぐには?(独立行政法人国民生活センターのサイト)(外部サイトへリンク)
この記事に関するお問い合わせ先
市民生活部 協働推進課 消費生活センター
〒669-1528 兵庫県三田市駅前町2番1号(キッピーモール6階)
電話番号:079-559-5032
ファクス番号:079-563-8001
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更新日:2023年06月23日