水回り修理業者とのトラブルにご注意を(令和4年9月号広報さんだ掲載)
「広報さんだ」やラジオ放送などでもお知らせしています「よくある消費者トラブル」について、Q&A形式、相談と回答の形式でご紹介します。
水回り修理業者のマグネット広告を見て水漏れの応急措置を求めたところ、さらに高額な工事を勧誘されたという相談が複数ありました。
Question
相談内容
昨日、居間の床下で水が漏れていることに気づいた。郵便受けに入っていた水回り修理業者のマグネット広告を見て「応急処置をしてほしい」と電話した。作業員が訪問して水漏れを止めて、「床下水道管がかなり傷んでいる。交換が必要」「今日の修理代は8千円だが、交換工事を契約するならサービスする」と勧誘され、47万円の工事契約書にサインした。その後、別の業者に契約書を見せると「高額だ」と言われた。断りたいが、工事日を6日後にすると約束したので断っても工事に来ないだろうか。
Answer
回答
相談者はマグネット広告を見て電話し、応急処置の作業を求めているので、業者が訪問して作業後に水道管の交換工事を勧誘する行為は、相談者にとっては不意打ち性があるため、はがきを使ってクーリング・オフ(無条件契約解除)通知を出すよう助言しました。その後、センターから業者に電話。クーリング・オフ通知を出しており、クーリング・オフは発信主義なので、工事日までに通知を受け取らなかったとしても工事に来ないよう連絡しました。その結果電話で依頼した作業代を支払うことで解決しました。
アドバイス・解説
相談事例のような場合に気をつけたいこと
修理業者が、訪問後に新たな契約を持ちかけてきても、内容の妥当性を判断することは難しいものです。その場で判断せず、不安があれば断りましょう。
- 緊急を要する水回りトラブルが起こった時を想定し、初期対応について調べておくようにしましょう。戸建て住宅の場合は住宅メーカーや施工業者、賃貸住宅の場合は大家や管理会社等に緊急時の対応について相談しておくと安心です。
- 契約を急がせかされる、次々と高額な作業を提案される場合などは作業を断る。無理にその場で判断しようとせず、当初想定していた作業とかけ離れた工事を提案されるなど、少しでも違和感があるときは作業を断るようにしましょう。
- 工事を契約する場合は複数社から見積もりを取り、契約内容を比較検討しましょう。
- 事業者とトラブルになった場合は、消費生活センターにご相談ください。
不安に思った場合や、トラブルが生じた場合は、三田市消費生活センターへ相談してください。
関連リンク
消費者庁、国民生活センターなどでも注意喚起しています。
水回り修理「950円~」のはずが数十万円の高額請求に!(独立行政法人国民生活センターのサイト)(外部サイトへリンク)
水漏れ修理、解錠など「暮らしのレスキューサービス」でのトラブルにご注意(国民生活センターホームページ)(外部サイトへリンク)
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更新日:2022年08月22日