賃貸住宅の契約で後悔しないために(令和5年2月20日放送)

更新日:2023年02月21日

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地元FM局・ハニーFMに消費生活センターの相談員や市職員が出演し、消費生活に関する話題を解説する広報番組「賢い消費者になりましょう」。毎月第3月曜日の15時10分~15時30分に放送していますので、ぜひお聴きください。

賢い消費者になりましょう 毎月第3月曜日 15時10分~15時30分放送 消費生活センターの相談員や市職員が、消費生活に関する話題を解説する番組です。相談してみよう!と記載されたチラシ

放送内容を相談と回答(Q&A)の形式でご紹介します。

一人暮らしの若者から賃貸住宅に関する相談が寄せられています。契約トラブルを防ぐには、契約前から退去時までの注意点を知っておくことが大切です。

Qustion

相談内容

 

急に遠方への転勤が決まり、ネット広告で見つけた賃貸物件を下見せず契約した。後日引っ越したその部屋は壁紙が剥がれ全体が汚れていた。自分が考えていたイメージと違うので退去したい。

Answer

回答

基本的に契約は自分の都合だけで一方的にやめることはできません。まずは貸主(大家さん)と借主(入居者)で話し合うことになりますが、場合によっては違約金が発生することもあります。契約の際、物件を明け渡すときの条件や負担する費用についても確認し、契約は慎重に行いましょう。

 

 

アドバイス・解説

相談事例のような場合に気をつけたいこと

  • 契約前:物件の状態や周辺の環境等は、実際に現地に行かなければ分からないことが多いです。広告の説明書きや写真だけで判断せず、契約前に、できるだけ現地に出向き、仲介業者等に立ち会いの下で状況を確認しましょう。
    また、仲介業者から渡される重要事項説明書や契約書を読み、禁止事項(ペット飼育の可否・楽器音など)や家賃以外の費用負担の内容についても知っておきましょう。分からない点があれば契約前に仲介業者等に問い合わせましょう。
  • 入居前:部屋の状況を確認し、入居前からあった部屋のキズや汚れは写真撮影(日付入り)するなどして記録しましょう。
    後日、修理代を請求された場合にその記録が役立ちます。
  • 入居中:物件の所有者は貸主です。決められたルールを守り、日頃から掃除を行うなど適切な使用を心掛けましょう。また、物件や設備の不具合が発生した場合は、ただちに貸主へ連絡しましょう。無断で修理等をせず、入居中に発生したトラブルについては貸主に相談しましょう。
  • 退去時:退去が決まったら、速やかに貸主へ連絡しましょう。
    また、退去時も入居の時と同様に貸主の立ち合いの下で部屋の状況を確認し部屋の状態を写真などで記録しておきましょう。後日、原状回復費用※を請求された際に参考になります。また、請求された原状回復費用に納得できない場合は説明を求めましょう。

※原状回復費用とは入居者が借りている部屋をひどく汚したりキズつけた場合に元の状態に戻す費用のことです。ただし、通常の使用や年数の経過による汚れやキズは含まれません。

不安に思った場合や、トラブルが生じた場合は、三田市消費生活センターへ相談してください。

関連リンク

消費者庁、国民生活センターなどでも注意喚起しています。

この記事に関するお問い合わせ先

市民生活部 協働推進課 消費生活センター

〒669-1528 兵庫県三田市駅前町2番1号(キッピーモール6階)
電話番号:079-559-5032
ファクス番号:079-563-8001
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