令和7年12月三田市議会定例会(第384回)市長提案説明

更新日:2025年11月27日

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はじめに

皆様、おはようございます。
令和7年12月三田市議会定例会の開会に当たり、議員の皆様のご健勝を心からお喜びするとともに、日頃のご精励に対し深く敬意と感謝を申しあげます。
はじめに、市内でごみ袋が品薄状態となり市民の皆様に大変ご迷惑をおかけしたことをお詫び申しあげます。この状況は、8月に公表いたしました「三田市未来への財政ロードマップ(案)」が起因していますが、市民の皆様に正確にお伝えできていなかったこと、深く反省しているところです。皆様のご不安を解消すべく、正確で迅速な情報提供はもとより、早急にごみ袋の安定した供給体制を整備してまいりますので、市民の皆様には、冷静な購買行動にご協力をよろしくお願い申しあげます。
さて、10月13日に閉幕した大阪・関西万博ですが、一般来場者数は2,557万8千人を超え、関西が大いに盛り上がったのではないかと思っております。この間、私も会場に行かせていただき、三田の観光、農畜産物、また、兵庫県伝統的工芸品に指定され、大きな広がりを見せつつある「三田青磁」など、三田を国内外に発信すべくシティセールスを行ってまいりました。この取り組みを一過性に終わらせるのではなく、万博を契機に三田をもっとよく知ってもらい、「訪れたくなる」そして「住みたくなる」まちづくりを進めてまいります。
そして、先月、高市早苗氏が日本初の女性内閣総理大臣に選出され、新たな内閣が発足しました。高市首相は、所信表明演説で、強い経済をつくるため、戦略的に財政出動を行い、最優先で物価高対策に取り組むとしています。また、地方の活力を上げるための地域未来戦略を推進していくとも述べています。「失われた30年」といわれる日本経済の停滞を打開すべく、高市首相のリーダーシップに大いに期待するとともに、私自身も直ちに解決しなければならない様々な課題に取り組むため、先頭に立ち、全力を尽くしてまいります。
今年の秋も「さんだ農業まつり」や、市内各地域で、過去から脈々と受け継がれてきた祭りや神事が数多く行われました。三田には、有形無形の財産がたくさんあります。そのような大切な財産を市民の皆様と共有し、守っていきたいと考えています。
実りの秋を経て、まもなく12月を迎えます。美しい街並みを駆け抜ける「三田国際マスターズマラソン」や「サンタ×(クロス)三田プロジェクト」といった大きなイベントがあります。今年は、両イベントのコラボ企画を行うことで、多くの参加者に「三田の冬」を満喫していただきたいと思います。
 

報告事項

フラワータウン再生について

まず、フラワータウンの再生について、ご報告いたします。
9月議会で提出いたしましたフラワータウン関連の補正予算の否決以降、10月臨時会での再上程の意向表明やその取り下げがございました。その時々の状況の変化をふまえて都度判断したものですが、市の姿勢が判然とせず、議会軽視であるとのご批判を招く結果となったこと、深くお詫びいたします。
9月議会において、市民への説明や意向の反映が十分でないとのご指摘をいただいたことから、ただちにフラワータウン地域にお住まいの住民の皆様へのアンケート及び説明会を実施いたしました。アンケートについては、8,824世帯にお配りし、1,765件の回答をいただき、説明会は、5回開催し156人の参加をいただきました。
今回のアンケート及び説明会を経て、フラワータウン住民の最大の関心は、新商業施設の早期開業であり、開店時期の遅れは何としても避けてほしいと望んでいることにあることが明らかになりました。
これらの結果から、改めて、フラワータウンのオールドタウン化が進行すれば、住民の皆様の資産価値の減少やまちに対する希望の喪失にもつながりかねず、時間が経過すればするほど悪化していくこの状況を見過ごすわけにはいかない、その想いを強くしたところでございます。フラワータウンの活性化はすべての市民の望みであります。様々な課題を先送りすることなく、市民、議員の皆様と共有しながら進めていきたいと考えていますので、ご理解を賜りますようよろしくお願いいたします。
 

三田市未来への財政ロードマップについて

次に、8月に案をとりまとめ、公表いたしました「三田市未来への財政ロードマップ」について、現在の状況をご報告させていただきます。
本ロードマップ(案)は、まちの転換期を迎えている本市が直面する課題への対応を、これ以上先延ばしすることなく解決していくとともに、三田の未来をこどもたちのために守り、育てること。そして、限られた財源の中でも将来へ投資するための道しるべとして、これから個々の取り組みの検討を始める「たたき台」としてお示しさせていただきました。
この間、ロードマップ(案)に対し、パブリックコメントや市民の皆様との意見交換会、そして議会の各会派からも様々なご意見、ご指摘をいただき、心より感謝申しあげます。11月21日以降昨日まで、各常任委員会及び議員総会の場をお借りして、これら貴重なご意見を踏まえたロードマップ案及び第1次実行計画案の修正内容について、ご報告をさせていただいたところです。
これらを経て、12月中には策定・公表してまいりたいと考えておりますが、今後、各取り組みの可否や手法について検討を開始するにあたっては、改めて市民や議会の皆様との丁寧な説明と対話を基本として適切に進めてまいりますので、議員の皆様のご理解とご協力を賜りますようよろしくお願いいたします。
また、ロードマップの取り組みと並行して、市民の皆さんには「三田に住んで良かった」「これからも住み続けたい」と実感いただけるような事業を新年度に提案できるよう、現在庁内一丸となって予算編成に取り組んでいるところです。子育て世代が安心して暮らせる環境は、高齢者や若者、そして働く世代にとっても安心と活力をもたらします。「こどもを核としたまちづくり」を推進するとともに、すべての世代にとって暮らしやすいまちを目指す予算としていきたいと考えています。
 

市長給与削減

次に、私は市長として、市民の皆様のために責任を負い、三田市の未来を築いていくという使命を胸に日々臨んでおります。三田市は現在、将来的に大きな財政上の課題に直面しており、この課題を克服するための道筋として、痛みを伴う財政ロードマップを進めていくことになり、市民の皆様だけでなく、行政全体にも困難な選択を迫ることになります。私は、職員とともに一致団結してこの財政的な試練に立ち向かい、未来の世代に誇れる三田市を築き上げるため、全力をもってこの課題に取り組む決意であります。
また、この度のフラワータウンにおける一連の対応に関し、本年9月市議会定例会において人口減少や高齢化が進むフラワータウンの再生にとって極めて重要と考え、一般会計補正予算を提案しましたが、議員の皆様、市民の皆様への説明が十分ではなく否決となったこと、また、否決の結果を受けて、イオンリテール株式会社の商業施設出店計画と市民生活への影響を鑑み、本件を最終的には10月市議会臨時会での提案は見送ったものの、当初には再提案することを予定したことにより、結果的にこれまでの間、議員の皆様、市民の皆様、また関係者の皆様に大変なご迷惑をおかけいたしましたことについて深く反省しております。
これらのことにより、私自身がその姿勢を示すべきであると考え、財政ロードマップが市民の皆様が負担を背負うことや、この間のフラワータウンにおける一連の対応が十分でなかったことを受け、市長である私が責務を果たす必要があると考えており、本日ここに、私自身の報酬を削減する決断をする意志を表明させていただき、今議会中に追加提案いたしますのでよろしくお願いいたします。
 

提案議案について

予算案件

はじめに、予算案件でございますが、令和7年度三田市一般会計補正予算ほか3件であります。
まず、議案第86号「令和7年度三田市一般会計補正予算(第6号)」では、総額3億1,961万円の増額補正をしようとするものであります。
その内容でありますが、新築・中古住宅の購入費の一部を補助する住み替え支援補助事業費として2,366万円、広野地区北部及び本庄地区において実施する乗合交通予約配車事業にかかるシステム構築・運営事業費として188万円、戸籍の氏名振り仮名法制化対応事業費として508万円、障害者の自立支援給付事業にかかる施設入所支援給付費として2,060万円、共同生活援助給付費として2,690万円、就労継続支援A型給付費として5,470万円、就労継続支援B型給付費として1億2,780万円、未熟児に対する養育医療給付事業費として329万円、母子とその家族に対し育児支援する産後ケア事業費として400万円、畜産農家が予定する牛舎、堆肥舎の新設に要した費用に対する補助事業費として3,762万円をそれぞれ増額するほか、国庫支出金等の概算交付に伴う過年度の精算返納金1,408万円を増額しようとするものです。
また、併せて、標準化対象業務の標準準拠システムへの移行業務及び牛舎、堆肥舎の新築費用に対する補助事業を8年度に繰り越して実施するための限度額を定めるとともに、乗合交通予約配車システム運営委託事業に係る債務負担行為の限度額について補正しようとするものであります。
続いて、特別会計となりますが、議案第87号「令和7年度三田市国民健康保険事業特別会計補正予算(第2号)」、議案第88号「令和7年度三田市介護保険事業特別会計補正予算(第2号)」及び議案第89号「令和7年度三田市後期高齢者医療事業特別会計補正予算(第2号)」では、一般会計補正予算でも補正する標準化対象業務の標準準拠システムへの移行業務を8年度に繰り越して実施するための限度額を定めようとするものであります。
 

条例案件、事件決議案件等

次に、条例案件でございますが、三田駅前再開発Cブロック地区において、市民一人一人の成長につながる多様な学びを支援するとともに、世代や属性を超えた交流を促進する場と機会を提供するための施設を設置する「三田市まなびと交流・共創施設条例」の制定、児童福祉法等の一部を改正する法律の施行に伴う「三田市放課後児童健全育成事業の設備及び運営に関する基準を定める条例」等の一部の改正のほか、計9件であります。
最後に事件決議でございますが、「公の施設の区域外設置に関する協議について」、「建物の床の取得について」など計5件であります。
なお、今会期中に予算案件、条例案件及び人事案件を追加提案いたしたく考えておりますので、ご了承を賜りたくお願い申しあげます。
以上をもちまして、提出議案の説明を終わります。
議員の皆様におかれましては、何とぞ慎重にご審議をいただき、適切なるご議決を賜りますようお願い申しあげ、提案の説明といたします。ありがとうございました。
 

この記事に関するお問い合わせ先

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