平和首長会議について

更新日:2022年03月31日

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三田市は、核兵器の廃絶と軍縮を全世界に訴えるとともに、世界平和の実現を願い、平成元年(1989年)に「非核平和都市宣言」を行いました。また、平成25年度には、二度と原爆による惨禍を起こさない決意のもと、都市と都市の緊密な連携を通じて核兵器のない世界を実現する目的で設立された「平和首長会議」に加盟しました。

概要

1945年8月、広島・長崎両市は原子爆弾により一瞬にして廃墟と化し、両市合わせて21万人を超える多くの人々の尊い命が奪われました。原子爆弾は、その投下から70年以上が経過した現在でも、放射線による後障害や精神的な苦しみを生き残った市民に残しています。被爆者の「こんな思いを他の誰にもさせてはならない」という切なる思いを世界の人々に広げ、次の世代にも受け継いでいくために、広島・長崎両市は一貫して世界に核兵器の非人道性を訴え、その廃絶を求め続けてきました。

1982年6月24日、荒木武広島市長(当時)は、米国・ニューヨーク市の国連本部で開催された第2回国連軍縮特別総会において、世界の都市に国境を越えて連帯し、共に核兵器廃絶への道を切り開こうと呼び掛けました。また、広島・長崎両市は、この呼び掛けに賛同する都市(自治体)で構成する機構として、世界平和連帯都市市長会議(現・平和首長会議)を設立しました。1991年には、国連経済社会理事会のNGOに登録されています。

(注意)2001年8月5日、「世界平和連帯都市市長会議」から「平和市長会議」に、2013年8月6日に「平和首長会議(へいわしゅちょうかいぎ)」に名称変更しました。

目的

平和首長会議は、加盟都市相互の緊密な連帯を通じて核兵器廃絶の市民意識を国際的な規模で喚起するとともに、人類の共存を脅かす飢餓・貧困等の諸問題の解消さらには難民問題、人権問題の解決及び環境保護のために努力し、もって世界恒久平和の実現に寄与することを目的としています。

核兵器禁止条約の早期締結を求める署名活動

2017年7月、国連で採択された「核兵器禁止条約」を実効性あるものとし、核兵器のない世界を実現させるためには、核保有国及びその傘の下にある国を含む全ての国が条約を締結しなければなりません。平和首長会議では、核兵器を廃絶することこそ今後のあるべき姿だという平和を希求する声を世界に広げ、全ての国が早期にこの条約を締結するよう世論を盛り上げていくために、「核兵器禁止条約」の早期締結を求める署名活動の取り組みを進めています。

この署名については、平和首長会議のホームページからオンライン署名ができます。詳細については、下記「関連リンク」をご覧ください。

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この記事に関するお問い合わせ先

健康福祉部 人権共生推進課
〒669-1595 兵庫県三田市三輪2丁目1番1号
電話番号:079-559-5148
ファクス番号:079-563-7776

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