平成21年3月第299回定例会の結果(平成21年3月26日更新)

3月定例会は、市長から、新年度予算など予算案件20件、条例案件11件、その他案件6件、人事案件3件の40議案、議員から5議案の合計45議案が提出されました。
そのうち、定額給付金と子育て応援特別手当の支給に関係する補正予算(議案第1号)については、支給準備を急ぐ必要があるため、定例会第1日に表決(議案の可否の決定）を行い、全会一致で可決しました。
また、議員提出議案の決議（決議案第1号)についてですが、市が訴えを裁判所におこすこと、市が損害賠償をするときにその額を決定することは議会が決定してはじめてすることができます。しかし、このうち1件100万円以下の金額のものについては、市長の権限で行えるようにする内容の決議です。この決議は定例会第1日で表決し、賛成多数で可決しました。

3月26日の定例会(第5日)では、新年度の予算案に対し、議員の要望する事項を反映させた新たな予算の提出を求める動議が提出されましたが、賛成少数で否決になりました。その後、予算案について表決を行った結果、いずれも可決となりました。
「三田市議会議場に国旗・市旗の掲揚を求める請願」についてですが、審査した議会運営委員会は継続審査を求めていましたが、本会議で表決した結果、継続審査に賛成の議員11名、反対の議員11名の可否同数になりました(3月26日の本会議には欠席議員が1名あったため)。地方自治法の規定により議長が「継続審査しない」ことを決定し、そして、その後、議長不信任動議が提出されました。表決の結果、この不信任動議は否決となりました。
「国旗・市旗の掲揚を求める請願」の本会議の表決では、11名の議員が退席する中、賛成多数で請願を採択しました。
3月定例会では、市長提出の40議案については、いずれも可決・同意。議員提出議案では、3議案について可決、動議の2件については否決となり閉会しました。

市議会の権限に属する事項中市長の専決処分事項について

市議会の権限に属する事項中、地方自治法（昭和22年法律第67号）第180条第1項の規定により市長において専決処分することができる事項は、次のとおりとする。

1. 地方自治法第96条第1項第12号に規定する地方公共団体がその当事者である訴えの提起、和解及び調停（市の債権管理上必要なものに限る。）で、1件に係る金額が1,000千円以下のもの
2. 地方自治法第96条第1項第12号に規定する地方公共団体がその当事者である訴えの提起、和解及び調停で、市営住宅の管理上必要なもの
3. 地方自治法第96条第1項第13号に規定する法律上市の義務に属する損害賠償の額の決定で、1件に係る金額が、1,000千円以下（交通事故に係るものにあつては、自動車損害賠償保障法（昭和30年法律第97号）に規定する保険金額の最高額の範囲内）のもの

付記

1. 市議会の権限に属する事項中市長の専決処分事項について（昭和43年3月27日議決）は、廃止する。
2. 市議会の権限に属する事項中市長の専決処分事項について（昭和45年7月7日議決）は、廃止する。

以上、決議する。

平成21年2月24日

兵庫県三田市議会

協同労働の協同組合法（仮称）の早期制定を求める意見書

地域が抱えるさまざまな課題を解決するため、NPO法人（特定非営利活動法人）や協同組合、ボランティア団体など、地域に密着した非営利団体の力に大きな期待がかかっている。これらのひとつである「協同労働の協同組合」は、組合に参加する人すべてが協同して出資し、経営し、働くという形態のもと、「働くこと」を通じて人と人とのつながりを取り戻し、コミュニティの再生をめざす活動を続けており、「新しい公共」を市民が担う事業体として注目を集めている。

この「協同労働の協同組合」の事業規模は幅広く、正規に雇用されない若者や高齢者、フリーター等の受け皿としても期待されるが、社会的理解が不十分であり、法的根拠がないことから法人格が取得できず、団体として自治体の入札や契約に参加できない、あるいは社会保障の負担が働く個人にかかる等の問題を抱えている。

既に欧米では、労働者協同組合（ワーカーズコープ、ワーカーズコレクティブ）についての法制度が整備されており、我が国においても、市民主体のまちづくりの創造や新たな公共サービスの担い手となることを目指す「協同労働の協同組合」に対する一刻も早い社会的な認知が必要である。

よって、政府におかれては、働くこと・生きることに困難を抱える人々自身が、社会の中で協同して仕事を起こし、社会に参加する道を開く有力な法制度として、協同労働の協同組合法（仮称）を早期に制定されるよう、強く要望する。

以上、地方自治法第99条の規定により意見書を提出する。

平成21年3月26日

衆議院議長
参議院議長
内閣総理大臣
総務大臣
厚生労働大臣
経済産業大臣宛

兵庫県三田市議会

（31議案）

3月26日の定例会第5日は、欠席議員が1名ありました。議長は表決に加わらないため表決に参加した議員は22名です。

(5議案）

(4議案)

(1議案)

(4議案)

(2月24日現在 継続して審査中のものも含め6件)

三田市議会では、陳情は委員会における審査のみであり、採択・不採択などの結果は出していません。