福祉都市宣言

わが三田市は田園都市として、いまや大きく発展の途上にある。美しい環境・恵まれた自然は、将来の開発を約束するものであり、また、その成果を待ちのぞんでいる。しかし、将来の飛躍的発展のためには、三田市は次のことを決意し、直ちに実行に移さねばならない。
未開発の広大な資源を有効に活用するにあたって、あらゆる面に十分均衡のとれた新しい都市づくりに、おしみない創意と努力を傾注すべきである。
新しい都市、それは明るくそして平和に満ちた福祉都市でなければならない。そして、このユートピアの建設には、いつに三田全市民の自覚とさらに、それに対する積極的な参加と協力が、絶対の条件であることは論をまたない。
そこで、わが三田市は、市内のあらゆる組織を結集し、窮極の理念である明るく住みよい福祉都市の建設に、一致団結し、邁進するものである。
ここに三田市を福祉都市とすることを宣言する。

昭和40年9月28日三田市