こちら三田市消防本部「令和5年の災害傾向、救急車の適正利用、消防大会開催について」(令和6年3月28日放送)(1)

更新日:2024年04月08日

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消防本部職員が、日常の火災予防や応急手当の基礎知識などのほか、消防本部の取り組みについてお伝えする広報番組「こちら三田市消防本部」毎月第4木曜日の15時10分から15時30分に放送していますので、ぜひお聴きください。

こちら三田市消防本部

放送内容

令和5年の災害傾向について

令和5年に三田市で発生した災害件数は火災出動が32件、救急出動が4977件、救助出動が135件でした。

令和4年と比較すると、火災出動は6件増加しており建物火災といわれる種別が増加していました。中でも8月に発生した自動車解体工場の火災は、鎮火までに一日かかるほどの大規模な火災となり、三田市の火災史上でも最大級の火災となりました。

救急出動は307件増加しており、数年間で著しい増加傾向にあります。増加の理由としては地域高齢化が進み、急病や転倒などの怪我で搬送される高齢者が増加していることが考えられます。

救助出動は36件減少しており、交通事故が減少傾向にある反面、建物事故といわれる種別は増加していました。建物事故とは、急病などで動けなくなった方が、一人暮らしなどの理由により玄関の鍵が開けられない等の場合に出動するものです。建物事故による救助出動は全国的に見ても増加傾向にあり、核家族化や地域高齢化などの理由が考えられます。
 

救急車の適正利用について

救急出動件数は全国的に著しく増加しており、限られた台数の救急車がすべて出動することで、緊急に救急車が必要な人のところへの到着が遅延することが懸念されています。救急要請をする前に、本当に緊急で救急車が必要か?タクシーの代わりに利用していないか?などを一度考えていただくことも必要です。救急車の台数には限りがありますので、命の危険がある人にいち早く救急車が到着できるよう救急車の適正利用に対して市民のみなさまのご理解とご協力をお願いします。

 

消防大会の開催について

消防大会というのは消防出初式の三田市版で、毎年4月の第1日曜日に開催しています。今年は、令和6年4月7日(日曜日)に三田市総合文化センターの郷の音大ホールにて開催を予定しています。

消防大会の内容は、第1部が式典、第2部がアトラクションとなっており、第1部の式典では表彰授与、第2部のアトラクションでは北摂中央幼稚園の園児によるバルーン演技や消防団員によるはしご演技が行われます。


消防団員の募集について

消防団とは、常勤の消防職員が勤務する消防署とは異なり、地域の有志の人たちによって組織され、普段は様々な仕事に就いている方たちが、火災や風水害・震災などの大規模災害が発生した時に自宅や職場から現場に駆け付け、その地域での消火活動や救助活動を行います。

消防団員は随時募集しています。消防団員には、年齢が18歳以上で三田市に在住、在勤、在学されており、現場活動ができる健康な方であればどなたでもなれます。それぞれの地域で火災や風水害などの災害で活躍する消防団員に興味がある方は、三田市消防本部総務課までご連絡ください。総務課連絡先 079-564-7302
 

この記事に関するお問い合わせ先

消防本部 警防課
〒669-1543 兵庫県三田市下深田396
電話番号:079-564-7306
ファクス番号:079-563-1230

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