第12回三田市中学校英語暗唱大会を開催しました。

更新日:2024年12月16日

ページID: 12592

令和6(2024)年11月2日(土曜日)に、市内公立中学校に通う生徒による「第12回三田市中学校英語暗唱大会:The 12th Sanda City Junior High School English Recitation Contest」を三田市教育委員会主催・三田市中学校英語部会企画運営により、ウッディタウン市民センターにて開催しました。

最優秀賞受賞生徒

三田市中学校英語暗唱大会は、平成25(2013)年度に、英語の授業で学習した教材を「暗唱」という形で発表する場を設け、生徒の英語学習への意欲を高めることをねらいとしてスタートしました。

 

本年度は、市内公立中学校から21名(1年8名、2年6名、3年7名)が暗唱発表に登録し、当日1名の欠席がありましたが、学年ごとに提示された課題候補から一つを選択して暗唱しました。

また、大会の司会は生徒が行い、富士中学校から2名の生徒が日本語で、狭間中学校から2名、けやき台中学校から1名が英語で進行しました。

 

本年度も、暗唱発表生徒と司会生徒の一人ひとりの頑張りが感じられる、熱気にあふれた大会となりました。

教育長挨拶

 ~開会あいさつより~ 《*英語によるあいさつは別紙1参照》

三田市は就学前の幼稚園から小学校、中学校までの11年間を見通した英語教育を推進しております。

令和4年度よりは中学校3年生を対象に生徒一人ひとりに配布しているタブレット端末を活用して年3回の英語オンライン授業を実施しております。

(中略)

この夏、私たちは世界で素晴らしい出来事を目にしました。パリオリンピック、パラリンピックが開催され、日本から努力を重ねた多くの選手が参加し、素晴らしい成果をあげました。選手たちは練習の大切さ、チームワーク、そしてあきらめない心の力を私たちに示してくれました。メダルを獲得したかどうかに関わらず、彼らは世界中の人々に感動を与えました。

この選手たちのように、皆さんも英語の練習を続けてください。練習を重ねるほどに上達します。英語暗唱大会は言語スキルを向上させるだけでなく、自己表現力の向上や自信にも繋がります。今日、ここでの経験は皆さんの将来向けた貴重な礎になることでしょう。日頃の成果を大いに発揮してください。

(別紙1)「開会あいさつ」【教育長;英語版(一部抜粋)】

開会あいさつ【教育長;英語版(一部抜粋)】(PDFファイル:96.4KB)

審査は、同志社大学グローバル地域文化学部 准教授 坂本南美先生を審査員に迎え、中学校長会英語科代表者及び三田市ALT4名の計6名が担当しました。

 

出場生徒は、教科書に掲載されている物語やスピーチなど決められた課題候補の中から、各自が選んで暗唱します。本番では、どの生徒も課題で描かれている内容をしっかりと理解し、自分の言葉として豊かに表現していました。

3年1位の生徒

生徒たちは、課題を暗唱することに加えて、英語の発音や強弱、音のつながりなどを意識して発声しています。また、課題の内容に合わせて、ジェスチャーを加えたり声のトーンを変えて物語の登場人物の違いを表したりするなど、参加者一人ひとりの工夫や個性が光る発表でした。

国際交流協会特別賞を授与される生徒

 

優秀賞として表彰状が、最優秀賞としてトロフィーが、それぞれの受賞者に贈呈されました。

《優秀賞》 各学年1,2位

《最優秀賞》 全参加者の中から最優秀賞を1名選出

《国際交流協会特別賞》 全参加者の中から、英語を学ぶ意欲や表現・技能、将来性等を評価して1名選出

三田市国際交流協会 会長様より、国際交流協会特別賞を授与していただきました。

最後に審査員を代表して、同志社大学 坂本南美准教授とALTのNima先生から、暗唱発表の生徒と司会生徒の頑張りを称え、励みとなるあたたかいお言葉をいただきました。今後の英語学習への取り組みの糧となることでしょう。講評の坂本先生とNima先生

 

坂本先生からは、参加した生徒たちが前のめりになって発表者を見ていた姿から、同年代の人の発表を聞いて刺激を受けていることが素晴らしいとコメントがあり、同年代から刺激を受けたという似たような最近の経験を話されました。

 

「そのときの経験が、その当時は思いもよらなかったことに活かせることにつながる」そのことと同様のことが3年の暗唱課題である“A Graduation Gift from Steve Jobs” (スティーブ・ジョブズの有名なスピーチ)に描かれていると話され、‘Connecting the dots’がキーワードで、人生を振り返れば、そのdotとdot、点と点がつながっているものですと話されました。

「今日のみなさんのdotは非常に素晴らしい!前のめりのその姿は、同年代のみなさんから刺激を受け、高め合えるもの。今日の経験はみなさんの将来に活かしていける貴重な経験となることでしょう。」

 

この大会に審査員として参加でき、素晴らしい生徒の姿を見ることができたことは、坂本先生にとっても素晴らしいdot(経験)となったと話され、大会の雰囲気や生徒を支援した学校の先生、家族などたくさんの支えにも賛辞をいただきました。

《*坂本先生の講評の詳しい概要は別紙2参照》

審査員講評【坂本先生概要】(PDFファイル:129.1KB)

 

参加した生徒たちは暗唱を通して、日頃の学習の成果を生き生きと発表しました。そして、司会生徒は、会の進行を通して発表生徒の頑張りをしっかりと支えてくれました。

生徒たちは暗唱大会に発表や司会で頑張ったことに自信を持ち、そして今回の体験がいつか価値あるものにつながると感じたことでしょう。

参加生徒(暗唱発表・司会)と観覧の方の感想より

【暗唱】

「これからの英語をしゃべる時に自信につながる。他の人たちのスピーチを聞いてとても刺激を受けた。また出てみたいと思った。」

「他校の同級生や他学年の発表を聞いて、とても勉強になった。」

「自分の学校の暗唱だけでなく、他の学校の暗唱を聞けたので、とてもいい経験になった。」

「同じ原稿を暗唱している人が多かったのに、一人一人の表現の仕方や言葉の使い方が違い、違う原稿の暗唱を聞いているように思いとても楽しかった。」

「最後にALTの先生方から一言メッセージをもらってとても嬉しかった。」

【司会】

“I was able to perform my script very well and the combination of us and the Japanese translators was also perfect.

“I already had a great time with everyone.  It was very great.”

 

【観覧された方からの感想】

・一人一人、個性が表現されていて良かったです。この日に向けて頑張ってきたのが全員からとても伝わりました。

・レベルが高くて驚きました。たくさん練習されたのだろうと思いました。

・私と同じ年代の中学生が英語をしゃべっていて、それを聞くことができてとてもいい経験になった。

・海外にいるようだった。

・生徒のみなさんそれぞれに個性があり、練習の成果を発揮できる場にとても感動した。

・あれだけの緊張感の中、よく頑張りました!! 挑戦することはとても勇気がいりましたね!!

・みんなの発音や表現力がすごかったです。進行もスムーズでよかったです。

・とても良い経験になりました。良い刺激になったと思います。

 

暗唱発表した生徒、司会進行を担当した生徒、当日全員が、それぞれの立場で立派に頑張りました。

この記事に関するお問い合わせ先

学校教育部 教育研修所
〒669-1595 兵庫県三田市三輪2丁目1番1号
電話番号:079-559-5123
ファクス番号:079-559-6900

メールフォームからのお問い合わせ

より良いウェブサイトにするためにみなさまのご意見をお聞かせください
このページの情報は役に立ちましたか?
このページの情報は見つけやすかったですか?