三田市の農業
三田市の農業(のうぎょう)
三田市には、たくさんの田や畑があり、おいしいお米や野菜などがつくられています。
市内の土地のうち、農用地(のうようち)は約10パーセントになり、広さは約2,000ヘクタール(20平方キロメートル)あります。
農用地の種類(しゅるい) | 広さ | 甲子園球場(総面積3.85ヘクタール)の 何個分? |
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田(お米などをつくっている) | 1,880ヘクタール (約18.8平方キロメートル) |
488個分 |
畑(野菜などをつくっている) | 126ヘクタール (約1.26平方キロメートル) |
33個分 |
三田でつくられるお米
三田市内で作られ、三田で売りに出されたお米を「三田米(さんだまい)」といいます。
三田市の気候は、瀬戸内海気候(せとないかいきこう)にふくまれ、1年間に降る雨の量は1200ミリ前後で、
平均気温が最高26度、最低2度と農業にはちょうどいいめぐみをもたらしてくれます。
主につくられているお米
コシヒカリ
お米のねばりが強く、食味(しょくみ)に優れている品種(ひんしゅ)です。
山田錦(やまだにしき)
お酒をつくるお米で、全国のお酒造りをしている人たちが手に入れたいと思っているお米です。
どんとこい
三田市の学校給食にも使われており、おいしく、たくさんとれるお米です。
三田牛(さんだうし)について
三田牛となる子牛(三田牛の素(もと)となる牛)は、「但馬牛(たじまうし)」(兵庫県内産)に限られ、一日の気温の差は牛の体を引きしめ、肉質(にくしつ)をより高めるといわれています。1頭1頭ていねいに育てられた三田牛は、肉質、脂質(ししつ)ともに日本人はもとより外国人もびっくりするほどの上質(じょうじつ)な味と高い評価(ひょうか)を得ています。
地域団体商標(ちいきだんたいしょうひょう)
三田肉(さんだにく)、三田牛(さんだうし)は、平成19年8月、特許庁(とっきょちょう)への「三田肉・三田牛」を地域団体商標とする申請(しんせい)が認められ、「三田肉・三田牛」の地域ブランド化が実現(じつげん)しました。これにより、牛を育てる人、お肉を運ぶ人など、三田牛にかかわる全ての関係者が一体となり、歴史ある三田牛を守り、育てていくためのひとつの基準(きじゅん)が作られたことになります。
三田市で作られている野菜(やさい)
極ぶとくん(ごくぶとくん)
根深ねぎ(白ねぎ)と葉ねぎ(青ねぎ)のいいところを持ったねぎです。
白い部分から青い部分まで全部おいしく食べることができます。
うど
三田うどは、ほんのり赤いのが特徴(とくちょう)です。
昔ながらのわら小屋でうどをつくる人は減りましたが、ビニールハウスでのうどの栽培(さいばい)は行われています。
母子茶(もうしちゃ)
三田市のもっとも北にある母子(もうし)地区では、標高(ひょうこう)500メートルの涼(すず)しい気候を生かし、昔からお茶の栽培(さいばい)が盛んに行われています。
ハウストマト
三田市では年間約280トンのトマトがつくられています。パスカルさんだなどに出荷されており、化学肥料(かがくひりょう)や農薬の使用を減らした「ひょうご安心ブランド農産物」にも認定(にんてい)されています。
オクラ
三田市では、平成15年ごろから盛んにつくられるようになりました。パスカルさんだを中心に7月から10月下旬ごろまで売られています。
ピーマン
兵庫県内でも三田市はピーマンの産地です。7月ごろから10月ごろまで阪神間や大阪の市場へ「三田ピーマン」として出荷(しゅっか)されています。
黒大豆枝豆(くろだいずえだまめ)
三田市では、「丹波黒大豆(たんばくろだいず)」がつくられていて、黒大豆になる前の未熟な豆が枝豆になります。毎年10月上旬から中旬ごろまで市内のお店などで売られます。また、プレゼント用としても人気があります。
山の芋(やまのいも)
野菜がよくできる土と気候に育てられた三田産の「山の芋」は、特産品(とくさんひん)として人気があり、毎年約40トンも出荷(しゅっか)されています。
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更新日:2024年10月28日