高平ナナマツの森

更新日:2022年03月31日

ページID: 8546
湖や森、滝の三枚の風景写真
コース図
コース図凡例

里山

かつて、まきやしば、炭などの燃料を得たり、採草地として利用されていた人間の生活と深い関わりを持った集落周辺の山を「里山」といいます。

「高平ナナマツの森」は、尾根筋のアカマツ林、集落の背後に広がるコナラ林、谷ぞいの植林、集落付近の竹林、ため池と水田で構成されています。これは、この地方の典型的な里山の風景です。

生き物

この里では様々な生き物がくらしています。ため池ではカワセミが獲物を狙っています。森の中からは、キツツキが木をつつく音が聞こえてきます。

春の森を彩るのは、ツツジやショウジョウバカマたちです。

ミヤマクワガタが現れる夏になるとカスミサンショウウオが棲むため池ではジュンサイやヒツジグサが花を咲かせ、心を和ませます。

青紫色したキキョウが咲く秋の森では、カケスやヤマガラたちが冬に備えてドングリを貯えています。

冬の落ち葉の下では、静かに虫や草花が春を待っています。

ここでは、四季を通じていろいろな出合いがあります。

さあ、森に入って目を凝らし、耳をすましてみてください。

みどころ

  • ため池:夏~秋、ヒツジグサなどの水草やオミナエシ、リンドウなどが花を咲かせます。
  • 展望所:三田市街が一望できます。
  • 砦跡:室町時代~戦国時代の岩の跡です。
  • 炭焼き窯跡:昔の炭焼きのなごりです。
案内図

整備活動について

「高平ナナマツの森」は里山公園として解放されています。現在、ボランティア活動団体である「三田里山どんぐりくらぶ」が里山の保全管理や環境学習を実施しています。

整備活動(高平小学校の環境学習風景)

森の中で多くの人たちが草刈りをしている写真

平成19年に植林した「ひょうご元気松」の下草を刈る様子です。

炭焼き窯(高平小学校の環境学習風景)

窯の中で木を並べている写真

台風で倒れた木を活用し、炭にするため、炭焼き窯内部で並べています。

ブルーシートの上で炭を並べている写真

炭は火入れ後2週間で取り出し、選別しながら使いやすい大きさにします。

地図

この記事に関するお問い合わせ先

産業振興部 里山保全課
〒669-1595 兵庫県三田市三輪2丁目1番1号
電話番号:079-559-5226
ファクス番号:079-556-8153

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