11月8日はいい歯の日!お口の健康管理で免疫力アップ!
お口の健康管理は感染予防にも繋がります
マスク生活で会話が減少し、お口の中が乾燥しやすいことや、在宅勤務などによる食生活の乱れから、むし歯リスクも増えています。
お口が不潔になると、腸内細菌のバランスが崩れ、全身の免疫力が低下する可能性があることが分かっています。
毎日の歯みがきをはじめとするセルフケアをきちんと行い、お口の中を清潔に保ちましょう。
正しい歯みがきの方法
効果的な歯みがきで歯の大敵プラーク(歯垢)をやっつけよう
(注意)プラークとは、歯の表面に付着している白いネバネバで、細菌のかたまりです。
ヘッドが小さめの歯ブラシを選ぼう
奥歯までしっかり届き、細かく磨くことができます。
歯ブラシは鉛筆持ちで
親指と人差し指で軽くつまむように持ち、軽い力で握ります。
一筆書きで磨き残しを作らないようにしよう
外側を1周→内側を1周→噛み合わせを1周の順番で3周します。
ヘッドが小さめの歯ブラシを選ぼう
歯の表面:歯ブラシを直角にあて、左右に小刻みに動かしましょう。
歯と歯茎の境目:歯ブラシを45度にあて、細かく振動させましょう。裏表両面行います。
前歯の裏側:歯ブラシを縦にあて、汚れをかきだすように動かしましょう。
寝る前は、特に念入りに
寝ている間は、細菌が活発に活動しやすいため、夕食後から寝る前の歯磨きが重要です。
フロスや歯間ブラシを活用しよう
歯と歯の間の汚れは、歯ブラシだけではどうしても残りがちです。
フロスや歯間ブラシを併せて活用することで、より口の中を清潔に保つことができます。
ウイルス感染予防のための歯みがきについて
ウイルス感染予防のため、歯みがきの際は下記の事項に注意しましょう。
職場や学校で磨く場合
- 換気に留意するとともに、3密を避け、一度に多くの人が同じ場所で磨くことがないようにする。
- 飛沫が飛び散らないように口を出来るだけ閉じて注意しながら、歯ブラシを静かに小刻みに動かし、大きく動かさない。
- 歯みがきをしながら会話はせず、動き回らない。
- 口をゆすぐ時は勢いよく吐き出さず、顔を流し場に近づけてそっと吐き出す。
歯ブラシの洗浄・保管方法
- 使い終えた歯ブラシは流水できれいに洗う。
- 水分をよく切ってから、ヘッド部分を上にして風通しの良い場所で保管する。
歯周病は放置しないで!
歯周病を放置し重症化してしまうと、歯周ポケットという深い溝ができ、プラークや舌苔のように細菌の温床ができてしまいます。
歯周ポケットができる原因となる歯周病原細菌は、さまざまな分解酵素を持ち、分解酵素を口腔内にまき散らすことで、ウイルス感染を進めてしまうことも分かってきました。
歯周病を予防するためにも、定期的に歯科医院で健診を受けましょう。
誤嚥性肺炎を防ぎましょう
高齢になると、お口の働きが悪い状態になってしまう人もいます。
お口の機能が低下すると、「誤嚥(ごえん)」といって、食べ物や唾液が食道ではなく気管から肺に入り、肺炎が起こりやすくなります。
誤嚥のリスクが高い方は、ウイルス性肺炎の危険性も高くなります。
毎日の歯みがきや定期健診によりお口の中を清潔に保つことは、肺炎の予防に繋がるためとても大切です。
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更新日:2022年03月31日