夢サンディ号3車両~それぞれの物語~

更新日:2022年03月31日

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ウッディタウンの街びらき当時からあかしあ台のはじかみ池公園で市民の皆さまに親しまれてきた3両編成の列車「夢サンディ号」。蒸気機関車、荷物車、車掌車の珍しい組み合わせで展示されています。現役当時、三田市内も駆け巡ったであろう3つの車両にスポットを当てて紹介します。

<D51形蒸気機関車25号機>

国鉄蒸気機関車「デゴイチ」が停まっている写真

旧国鉄で最多となる1115両が製造された蒸気機関車で、「デゴイチ」の愛称で親しまれました。はじかみ池公園の25号機は製造初期の1936年(昭和11年)12月に神戸の川崎車両(現・川崎重工業)で製造されました。煙突から後方が盛り上がった形が特徴的で「なめくじ」と呼ばれました。
太平洋戦争前は新潟地区、終戦後は福知山線などで活躍しました。1976年3月に廃車。その後三田市へ無償貸与され、市役所前で展示(現在の東側駐輪場のあたり)。1988年に現在のはじかみ池公園へ移転しました。

<マニ50形2036号>

青い鉄道が停まっている写真

現在のようにトラックによる輸送が主流になるまで、鉄道が荷物輸送の主力を担っていました。マニ50はその晩年に活躍した車両です。はじかみ池公園の2036号は1978年3月に製造され、福知山線の急行列車などに連結され小荷物輸送に使われました。
1986年に国鉄が小荷物輸送を終えるまで、わずか9年しか運用されず、現存する車両が大変少ない為、模型メーカーが製作する際の資料としても使われました。

<ヨ8000形8682号>

エメラルドグリーンの貨物列車の車両の写真

旧国鉄が貨物列車の車掌車として1974年から79年にかけて製造した車両で、量産された旧国鉄の車掌車としては最後の形式となります。1986年以降は貨物列車と車掌車との連結が行われなくなった為、それ以降活躍の場が失われました。8632号はマニ50型と同様、色は変更されているものの、当時の姿をとどめた車両として知られています。

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