オンライン全市版こうみん未来塾の取り組み(令和2年度)

更新日:2023年03月01日

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坊主頭で青と黄色の着物を着ているこうみんくんのイラスト

令和2年度は新型コロナウイルス感染症の影響により、全市版こうみん未来塾を全てオンラインで開催しました。

グローバルに活躍する気概を持つ子の育成を目指すこうみん未来塾ではオンライン講座を通して、子どもたちにデジタル社会に果敢にチャレンジしてほしいと願っています。

今年度の取り組み内容を紹介します。

日時と内容
日時 内容
令和2年7月12日 数のふしぎ(三田学園高等学校)
令和2年8月21日 祥雲☆星空教室(三田祥雲館高校科学部天文班)
令和2年9月12日 大学生とプログラミングワークショップ(関西学院大学Feel Leaning~感学~)
令和2年9月19日 星座をさがそう!星座工作(本田武史さん)
令和2年9月27日 生物多様性と新型コロナ~求められる自然共生社会~(祥雲@生きものスペシャル)
令和2年10月10日 にんげんはロボットに勝てるのか?~いつの時代も働く上で大切なこと~(株式会社HRデザイン)
令和2年10月31日 「人体解剖~感染症と人類の進化と歴史~」(兵庫中央病院)
令和2年11月7日 「能・狂言ってなに?~さんだ子ども能楽教室~」(能楽師狂言方大蔵流、能楽と郷土を知る会)
令和2年11月14日 キャサリンとナンシーの経済のおはなし~人類の大発明“株式“~(キャサリンとナンシー)
令和2年11月28日 美しい数学の世界~光の万華鏡~(石坂守さん)
令和2年12月12日 Let’s challenge! 子どもと一緒に英語をはじめたお父さんの子ども英語教室(渡辺英雄さん)
令和3年1月9日 「はやぶさ2」で探るリュウグウの不思議・太陽系の謎(祥雲☆星空教室スペシャル)
令和3年2月28日 ケーキ屋の僕が子どものころに大切にしていたこと(パティシエ エス コヤマ オーナーシェフ 小山 進さん)

数のふしぎ(三田学園高等学校)

パソコンに向かう子どもとその隣に女性がいて、パソコンを見ながら数字の勉強をしている写真
  • 日時:令和2年7月12日(土曜日)10時~11時
  • 講師:三田学園中学・高校 数学科教諭 花房哲也先生
  • 参加者:93名(うち児童・生徒30名)

市の事業として初のオンライン開催となりましたが、70名以上の小中学生から申し込みがあり、抽選して行いました。

電卓の中に隠された数の不思議を楽しく教えていただき、オンラインでの可能性も感じることができました。

参加者の声

  • 計算だけが『数』だと思っていたけど、『数』には秘密や法則がつまっていたのがおもしろかった。
  • 家で、リラックスして受講できたようなので、会場に行くのとは違った良さがあったと思います。大人も一緒に内容が聞けて、子どもとの会話もはずみそうです。

祥雲☆星空教室(三田祥雲館高校科学部天文班)

左側にモニターが設置され、右側にマスク姿の参加者が立っている写真
  • 日時:令和2年8月21日(土曜日)18時30分~19時30分
  • 講師:三田祥雲館高校科学部天文班
  • 参加者:111名(うち児童・生徒36名)

三田祥雲館高校科学部天文班の高校生が講師となり、星空クイズや、科学部の活動の様子などを紹介してもらいました。

当日はあいにくの曇りとなりましたが、少し見えた月を実際に望遠鏡でのぞいた様子をオンラインで配信するなど、オンラインならではの星空教室となりました。

質問タイムでは子どもたちからたくさんの質問をいただいたため、後日、質問に対する回答集も作っていただきました。

参加者の声

  • 星や惑星などについて、高校生の方に直接教えて頂く機会がないのでよかった。また、リモートと言う新しい方法も斬新で安心、安全に講座を受けられたことも良かったです。
  • 星は高学年から習い始めると思うので、低学年の娘にどうかなと思いましたが、高校生が分かりやすく説明して下さったので、娘もしっかり理解できたようで、もっと星の事、宇宙のことを知りたいと興味を持ついいきっかけになりとても良かったです。

大学生とプログラミングワークショップ(関西学院大学Feel Leaning~感学~)

プログラミングのフロー図のようなデザインのスクリーンショット
  • 日時:令和2年9月12日(土曜日)10時~11時30分
  • 講師:関西学院大学Feel Leaning~感学~(5名)
  • 参加者:66名(うち児童・生徒20名)

関西学院大学の学生さんが講師となり、プログラムが掲載されている資料を切り貼りし、デジタルだけどアナログなプログラミング講座を行いました。

子どもたちが切り貼りしたプログラムを大学生が実際にパソコンで組み、動かしてくれました。

参加者の声

  • 大学生のお兄さん、お姉さんが分かりやすく教えてくれたので、自分で考えるのが楽しかった。
  • プログラミングというと難しく、子どもが理解できるか心配でしたが、分かりやすく教えていただいたので、自分でも簡単なゲームを作ってみたい(スクラッチを使うと作れる!)と興味がわいたようです。

星座をさがそう!星座工作(本田武史さん)

講座の参加者の顔などがたくさん写っているスクリーンショット
  • 日時:令和2年9月19日(土曜日)18時30分~19時30分
  • 講師:こうみん先生 本田武史さん
  • 参加者:102名(うち児童・生徒38名)

事前に工作キットを自宅に送付し、当日はオンライン上で説明しながら星座工作を行いました。私たちが普段見ている星たちは並んでいるように見えますが、実際には地球との距離はそれぞれ違っているということを、3D制作を通じて学びました。

参加者の声

  • 昔の人は、星座早見盤がないのにどうやって星を見つけられたのか不思議です。印をつけていったりするのは大変だろうなと思いました。自分の星座の、本来の意味や成り立ちを詳しく知れて良かったです。望遠鏡があるので、星を詳しく観察してみたいです。
  • 工作キットを使って自分で作ることに大変喜んでいました。そのおかげで講座へのワクワクした気持ちをもち、楽しんで受講できたと思います。講座終了後、こんな話があってビックリしたよと、とてもワクワクした様子で話していました。3Dの工作のおかげで、空を見上げた時に今まで点として認識していた星が、空間に立体的に広がっているように感じられるのではないでしょうか。

生物多様性と新型コロナ~求められる自然共生社会~(祥雲@生きものスペシャル)

講師がプロジェクターを通じて講義を行い、それを見ている参加者の写真
  • 日時:令和2年9月27日(日曜日)13時30分~16時20分
  • 講師:国立研究開発法人国立環境研究所 生物生態系環境研究センター生態リスク評価・対策研究室 五箇公一さん
  • 研究発表:三田祥雲館高校科学部生物班「プラナリアにも外来種!」、有馬高校人と自然科「ぼくたちの竹取物語~放置竹林問題の解決のために~」、中央公園森の会「ごもくやさん」「ウッディタウンのなかまたち」
  • 参加者:149名(うち児童・生徒86名)

祥雲館高校の生徒さんは会場から、小・中学生はオンラインから参加し、オンラインとリアルのハイブリッド型を初めて行いました。

危険生物スペシャリスト・ダニの博士として有名な五箇先生には研究室からオンラインで参加いただき、生物多様性の問題や、ウイルスとの関係性などをご講義いただきました。

高校生の研究発表や中央公園で活動するごもくやさんの報告など、自然や生き物の多様性が実感できました。

参加者の声

  • 外来種やウイルスの話など知らないことがいっぱいあって、もっと知りたいと思った。人間と動物が共生するには距離が大事なんだとわかった。
  • 日頃から子どもに伝えていること、伝えたかったことを、高校生の皆さんや五箇先生がわかり易く、興味深く、正しく表現、説明してくださり、感謝しております。子どもの一層の研究心の育成に繋がれば嬉しく思います。

にんげんはロボットに勝てるのか?~いつの時代も働く上で大切なこと~(株式会社HRデザイン)

パソコンに向かって話をする2人の男性の写真
  • 日時:令和2年10月10日(土曜日)10時~11時
  • 講師:株式会社HRデザイン 高木健一さん、辻村直利さん
  • 参加者:61名(うち児童・生徒23名)

人材採用のプロが講師となり、この時代に生きる子どもたちに伝えたいキャリア教育を実施しました。

講師の実体験をもとに、自己分析や企業分析をもとに仕事を選ぶことの重要性などを講義いただきました。

参加者の声

  • 将来就きたい仕事を考える良いきっかけになりました。
  • 今日のお話を聞いて、AIに仕事をとられるだけではなく、入れ替わりで新しい仕事が生まれること、AIには苦手な分野があることを知れたので、自分らしさを知って仕事も知る事から、自分らしく働ける仕事を見つけて欲しいと思いました。

「人体解剖~感染症と人類の進化と歴史~」(兵庫中央病院)

講座の内容が再生されているYouTubeのスクリーンショット
  • 日時:令和2年10月31日(土曜日)10時~11時30分
  • 講師:兵庫中央病院 堤 貴洋 先生

今回は都合により、YouTubeを使ったオンデマンド配信に変更しましたが、期間中に約200回の視聴がありました。

人類の進化の過程にはウイルス感染が関わっていることを今回の新型コロナウイルスとも関連させて講義いただきました。

参加者の声

  • 今回、オンラインではなくオンデマンドにしていただいたことで、聞き逃したところ、聞きたいところを何度も繰り返し確認できたことで、より理解が深まったと本人が話しておりました。
  • お話をお聞きして、人類の進化とウィルスの関係が深い事や、歴史上の人たちも感染症にかかったり、それが原因で事件が起きていたりして驚きました。色んなウィルスと人はいつの時代も付き合っていかないといけない事を改めて知りました。今はコロナと共存する生活を頑張ろうと思いました。

「能・狂言ってなに?~さんだ子ども能楽教室~」(能楽と郷土を知る会)

白い女性のお面が左側に、角の生えた鬼のお面が右側に配置されている写真
  • 日時:令和2年11月7日(土曜日)10時~11時
  • 講師:能楽師狂言方大蔵流 善竹忠亮さん、能楽と郷土を知る会 朝原広基さん
  • 参加者:34名(うち児童・生徒18名)

実際の能面を見せてもらいながら、専門家の解説やプロの能楽師の演技を見せていただきました。

なかなか触れる機会の少ない能楽を漫画やクイズも入れながら楽しんで体験しました。最後はみんなで新作狂言の謡いをうたってみました。

参加者の声

  • はんにゃのお面はこわかったけど、見方によって感情が変わることに驚いた。いろいろなお面があるとわかって面白かった。
  • 普段触れる機会の少ない伝統文化に、気負わずに参加できて良かった。能楽が三田に縁が深いとは知らなかった。子どもにもわかりやすく教えてもらったり、プロの技を見られたりして、贅沢な時間を過ごせた。

キャサリンとナンシーの経済のおはなし~人類の大発明“株式“~(キャサリンとナンシー)

多くの画像がコラージュされている講座の様子の写真
  • 日時:令和2年11月14日(土曜日)10時~11時
  • 講師:ファイナンシャルプランナー 竹内かおりさん(キャサリン)、西岡奈美さん(ナンシー)
  • 参加者:30名(うち児童・生徒12名)

人類最大の発明「株式」という経済システムをクイズなどを通してわかりやすく解説してもらいました。

たくさんの会社のロゴを使って、知っている会社を探して「ミッケ」と声を出したりしながら、楽しく学びました。

参加者の声

  • 知ってる会社を見つけるのが楽しかった。上場や日経平均株価などの言葉を覚えておこうと思った。
  • ミッケが面白かったようです。「お金はありがとうのしるし」という話が印象に残りました。普段の生活の中では忘れがちですが、お金の本来の使い方でとても大事なことだなと思いました。

美しい数学の世界~光の万華鏡~(石坂守さん)

万華鏡の仕組みを説明する図が写ったスクリーンショット
  • 日時:令和2年11月28日(土曜日)10時~11時
  • 講師:こうみん先生 石坂守さん(元高校数学教諭)
  • 参加者:93名(うち児童・生徒46名)

事前に工作キットを郵送し、オンラインで先生が解説しながら自宅で立方体万華鏡を作りました。

鏡の角度によってものの数が変化したり、直線をルールに従って描くと曲線になる不思議を解説してもらい、楽しみながら数学が学べました。

参加者の声

  • 直線を引いていくことで曲線ができることが不思議で、また立方体にすることであのような万華鏡ができることに感動した。作業で難しいところもあったが、一人で作り上げた達成感は大きい。週明け学校でクラスの皆に万華鏡を見せて説明したい。
  • 立方体の万華鏡は初めてであり、ちょっとした工夫で素晴らしい世界を作り出せることに感動しました。先生の芸術や音楽など、この世のものは数学が関係しているというお言葉に感銘を受けてました。

Let’s challenge! 子どもと一緒に英語をはじめたお父さんの子ども英語教室(渡辺英雄さん)

私は毎日夕食を I dinner every dayと書かれたスクリーンショット
  • 日時:令和2年12月12日(土曜日)10時~11時
  • 講師:こうみんせん先生 渡辺英雄さん
  • 参加者:53名(うち児童・生徒24名)

かつて英語が苦手だったお父さんが、子どもと一緒に英語の勉強を始めた経験をもとに親子で一緒に楽しく学ぶ英語学習を実施しました。

オンラインでもみんなで発音の練習を行いながら、声に出して読むことの大切さを学びました。

参加者の声

  • 最初は聞き取れなかった英語が、練習すると聞き取れるようになるのが面白かったです。
  • 「読めない文章は聞き取れない」に納得しました。読める文章を増やすとともに発音の練習も合わせて行っていきたいです。

「はやぶさ2」で探るリュウグウの不思議・太陽系の謎(祥雲☆星空教室スペシャル)

講師がプロジェクターを通じて講義を行う中、プロジェクターの前に立っている人が見える写真
  • 日時:令和3年1月9日(土曜日)13時30分~15時15分
  • 講師:JAXA講師 宇宙航空研究開発機構 宇宙科学研究所准教授 岩田隆浩さん
  • 活動紹介:三田祥雲館高校科学部天文班、関西学院大学天文サークルSirius、さんだ天文クラブ
  • 参加者:173名(うち児童・生徒117名)

昨年に引き続き、「はやぶさ2」プロジェクトメンバー岩田さんの講演会を実施しました。

12月に小惑星「リュウグウ」から持ち帰ったカプセルを回収したばかりの「はやぶさ2」について、どんな不思議や謎を探ってきたのかなど最新の旬の情報を紹介していただきました。

参加者の声

  • はやぶさ2のお話をJAXAの方から聞けてよかったです。リュウグウの地形の事やはやぶさ2の部品の事、カプセル帰還のお話を詳しく聞けたりしてよかったです。また宇宙の話が聞ける機会があったら参加したいです。
  • JAXAの先生のお話を聞けて大変有意義でした。貴重な図や写真も見せて頂き、親子で何回もPCの画面を覗きこんでしまいました。はやぶさを通じて、私達は凄い瞬間に立ち会っているんだなと、実感しました。今後の分析や発見のお話も聞きたいです。 また、オンライン参加だったので、わからない事もその場で親子で画面を指差して、周りを気にせず会話ができたのが良かったです。

ケーキ屋の僕が子どものころに大切にしていたこと(パティシエ エス コヤマ オーナーシェフ小山 進さん)

右手に茶色いケースのようなものをもって話をする男性の写真
  • 日時:令和3年2月28日(日曜日)10時~11時20分
  • 講師:さんだ夢大使 小山 進さん(パティシエ エス コヤマ オーナーシェフ)
  • 参加者:200名(うち児童・生徒106名)

さんだ夢大使の小山さんから幼少期の実体験を通して、「子どの頃の経験で無駄なことなんか一つもない、すべてが今につながっているので、何でもチャレンジしてほしい」とチャレンジすることの大切さを教えていただきました。

小山さんから子どもたちに向けてたくさんのメッセージをいただき、子どもたちだけでなく保護者も子育てや楽しく生きていくためのヒントをたくさんいただきました。

最後の質問タイムでは子どもたちからの質問が飛び交い、時間が足りなかったため、後日、質問に対する回答集も作っていただきました。

参加者の声

  • 自分が好きで得意なことをがんばって続けて自信の持てる所を作ることが今につながっていると聞いて、私も頑張ろうと思いました。今、私は読書と英語が好きです。英語は毎週宿題も出て毎日やらないといけないから大変ですが、楽しいのでがんばれます。失敗もいっぱいするけどそれも大切と聞いてうれしかったです。
  • 小山さんの“今”が“子どものころ”と大きく繋がっていることがよく分かりました。子どもの得意を見つけて伸ばしてあげたいと日頃から思っていますが、なかなかコレというものが発見できずに焦ったりもしてたのですが、続けることの大切さを説いていただき、少し楽になりました。新たな発見でした。

関連情報

この記事に関するお問い合わせ先

子ども・未来部 子ども未来室 健やか育成課
〒669-1595 兵庫県三田市三輪2丁目1番1号
電話番号:079-559-5046
ファクス番号:079-563-3611

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