三田市には、どこに活断層がありますか。

更新日:2022年07月14日

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質問

三田市には、どこに活断層がありますか。

回答

市域は六甲山系の形成をはじめとする地質的に大きな変動の影響を受けた地域であり、その痕跡が大小の断層となって大地に刻み込まれています。その多くは現在の研究では活断層とはみなされていませんが、市域北西部の「大川瀬断層」や「大谷断層」については活断層である可能性も指摘されています。また市域東部には宝塚市域から延びる「十万辻断層」の延長線上にあたる断層の存在が予想されていますが、宝塚市域の「十万辻断層」については、ほぼ確実な活断層であるとする見解が示されています。そのほか、市域の比較的近くには定期的に大地震を引き起こすことで有名な「有馬-高槻構造線」のほか、活動歴は明確ではありませんが明らかな活断層が六甲山系周辺には複数見出されています。現段階では市域に限らず(予想される)活断層と被害地震との関係については、「有馬-高槻構造線」などごく一部の活断層を除いてはっきりとはお答えすることができない状況にあります。先の阪神・淡路大震災における被害状況からもわかる通り、地震災害の背景にはさまざまな要因が重なっており、地震による被害の大きさは原因となる活断層からの距離と必ずしも反比例の関係にあるとは言えません。すなわち断層がすぐ近くにあるからといってただちに地震災害の危険性が高いというわけではありませんが、逆に活断層から少々離れているからといって安全性が高いとの断言もできません。また市内や近隣で未知の活断層が今後発見、あるいは姿を現す可能性も皆無とは言えません。したがって地震災害に対する備えは、活断層の位置や分布とは別に、普段から整えていただく必要があります。

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