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平成22年8月21日郷の音ホール(三田市総合文化センター)で「第4回みんなで育てる三田の教育フォーラム」を開催しました。三田が誇る蘭学者「川本幸民」生誕200年という記念すべき年に、三田市の理数教育のより一層の充実を願って、平成12年(2000年)ノーベル化学賞受賞者の白川英樹先生にご講演をいただきました。また、三田市出身の大学生、そして音楽家でもある中村翔太郎さんにヴィオラ演奏と夢や思い出を語っていただきました。午前中には、「川本幸民につづけ!さんだ子ども科学教室」、「英語で遊ぼう!伝え合おう!さんだ子ども英語教室」を開催しました。参加いただいた約750名の皆さんと一緒に、未来を生きる三田の子どもたちの教育や夢を持つことの大切さについて考える一日となりました。

(たくさんの市民で埋めつくされた大ホール) (竹内市長と白川英樹先生)
小学校3年生から6年生を対象に英語教室を開催しました。講師は中学校の英語の先生とALTです。今年のテーマは「ふるさと三田」です。三田の自然や建物等を題材に英語を使ってゲームや地図作りをしました。参加した子どもたちは、あたたかい雰囲気の中でALTとのやり取りを楽しみました。堂々と英語で話す子どもたちはとても頼もしく、三田の英語教育の成果を感じることができました。

小学校3年生から中学校3年生を対象に科学教室を開催しました。身近な食品や薬品の性質を利用した色の変化を楽しんだ後は、備長炭を使って電池作りをしました。参加した子どもたちは、だれもあきらめることなく根気強く実験をしました。失敗しても何度も挑戦する姿は、偉大なる先輩、川本幸民のようでした。ようやく灯った豆電球の明かりを見つめる子どもたちの瞳は、窓の外の太陽のように輝いていました。

中村翔太郎さんは、三田市立藍中学校出身のヴィオラ奏者です。演奏では「グリーンスリーヴズによる幻想曲」、「ジブリメドレー」等を披露されました。インタビューでは三田での小中学校時代の思い出や音楽をはじめたきっかけなどを話されました。「有名なオーケストラで演奏したい」と将来の夢を熱く語られました。三田出身の若き音楽家の情熱と心地よい音色に、会場からは感動と応援の拍手が湧き起こりました。

ノーベル化学賞受賞者で筑波大学名誉教授の白川英樹先生に、「私の歩んだ道~自然に学ぶ楽しさ~」と題し講演をいただきました。白川先生は講演で、昆虫が大好きであった子ども時代のこと、自然や化学に夢中になった学生時代のこと、ノーベル化学賞を受賞するきっかけとなった電気を通すプラスチック「導電性高分子」を発見したことなどを、エピソードを交えながらわかりやすく語られました。この発見は実験の失敗から生まれた偶然であったことを明かされ、予想外の結果を失敗と切り捨てないこと、当然と思っていることを疑うことの大切さを説かれました。白川先生は「何にでも興味を抱く人に、偶然の発明や発見はやってくる」という言葉で、三田の子どもたちが目指す「学びの姿」を示してくださいました。また、講演後の質問タイムでは子どもたちの素朴な質問に笑顔で答えられました。「何事もよく観察する。よく記録する。よく調べる。そして、よく考えることが大切である。」「自然は未知にあふれた宝の山であり、未だ分からないことばかりである。」と、熱く語られる偉大な化学者の情熱と素顔に触れ、自然に学ぶ楽しさに一同心を躍らせました。

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