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武庫川と青野川の合流点に「嫁が渕」がある。昔、仲の良い若夫婦がいた。姑は二人の仲をねたみ、よく嫁いびりをした。
ある日、お嫁さんに、一つの広い田を「今日中に植えるように」と言った。
お嫁さんは一度も休まず必死の思いで植えた。陽は暮れてもまだ半分しか植わらない。
このまま帰ると姑に何と言われるかわからない。それを思うと急に悲しくなり、渕の上の大岩から身を投げた。
村人達は、お嫁さんを哀れみ霊を慰めようと、祠(ほこら)を建てて祀(まつ)った。
それから、この渕を誰言うとなく「嫁が渕」と呼ぶようになった。
イラスト:岩本芳子
出展:三田市教育委員会「みんわまっぷ」平成7年
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