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藍本の酒滴(さかたれ)神社の裏山に岩辻山という大きな岩山がある。昔、その岩の間から"霊水"と呼ばれる清水が湧いていた。
平安時代、はやり病で死ぬ者が多かった。「病を治すには岩辻山の霊水を飲むのがよい」という霊言が広まった。村人達の病はこの水ですぐに治ったらしい。
都にも病が広まり、時のみかどは霊水を取り寄せられ、病人に飲ませると不思議と治ったという。そこで社を建て 「酒滴神社」と命名した。
室町時代にもはやり病があって、将軍も霊水を飲んで助かったという。妊婦が飲むと、親子とも病い知らずになるとも言われている。
この霊水は「酒清水」と呼ばれて、諸国に広まっていったそうな。
イラスト:岩本芳子
出展:三田市教育委員会「みんわまっぷ」平成7年
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