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日出坂村は摂津と丹波の国境にあり、日出坂村と隣の油井村との境をめぐってもめごとになった。
この境界争いは領地に関わる問題なので、裁定は京都の奉行所に委ねられた。日出坂村の庄屋の五兵衛さんは、村に有利になるよう自らが京都に住んだ。出廷は18回にも及び七年の年月がかかった。
裁定の日に示された境界は日出坂の言い分が取り入れられていた。境界の要所に塚を立て、皆は五兵衛さんの尽力に感謝した。
今でも武庫川にかかる細田橋の左右に摂津国境標柱と国境の松がある。
イラスト 笹倉 尚光
三田の民話100選(下)より
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