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ホーム > 文化・スポーツ・学習 > 文化財・市史 > 三田の民話 > 迷子になった墓石

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迷子になった墓石

九鬼(くき)の殿さんが、志摩の国から三田へお国替えになった時の話。 

九鬼の母御(ははご)の墓石を積んだ牛車が、列から大変遅れてしまい、 やっとのことで、三田にたどり着いた。

心月院と間違えて、正覚寺に着いてしまった。 家老はあわてて正覚寺から運び出そうとしたが、坊さんはガンとして持ち出しを許さなかった。

家老と坊さんは論争となった。 坊さんは山門にすわり込み、「どうしても運び出すなら、わしの首をはねてから持ち出せ。」と大声。 

さしもの家老もいたし方なく、墓石を置くことにした。 

それで九鬼氏の墓は二ヶ所に分かれ、法要の時は、前日に正覚寺へお参りし、 当日に心月院で営まれることとなった。 


イラスト:岩本芳子
出展:三田市教育委員会「みんわまっぷ」平成7年

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