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下青野に幹の周りが3mもある大きな木が2本並んで立っている家があり「ちいしゃ」と呼ばれている。家には、この木の皮や実などを原料とした薬を使って、お乳に関する病気を治療するお医者さんが住んでいて、乳医者がちいしゃになったからだ。ニレの木とサイカチの木で、この2本木から取った材料を細かく砕いたり煮詰めたりして薬を作る。ちいしゃの薬はよく効くと評判になった。最近では訪れる人もなくなったが、ちいしゃには当時使っていた薬ダンスが置いてあり、薬の書物が天井裏に残っているそうだ。
イラスト 笹倉 尚光
三田の民話100選(下)より
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